インフルエンザ

静かに流行っていますね~インフルエンザ!

今週、インフルエンザでお休みの生徒さんや、お母様がインフルエンザで送ってこれないという方がちらほらいらっしゃいました。

皆さん気をつけてくださいね

レッスンするスタジオにはいつも暖房を入れていますが

子供達はすぐ「暑い!暑い!」

言いだします。

それはそうですよね~! だってあんなに動いているんですもの。

なのですぐエアコンを切ってしまいます。

すると

ピアノを弾いている私はとっても寒くなってきます。

指が冷た~くなってきます

指といえば、最近のお子様は体温が低い子が多いですね。

手をつないだ時にびっくりする事がよくあります。だいじょうぶでしょうか?

以前に、私は、レッスン中にあまりに寒くて我慢できなくて

ついには

ダッフルコートを着て「ごめんね。どうしても寒くって・・・」

と言いつつレッスンした時がありました。

家に帰って熱を測ったら、38度以上ありました(笑

寒い訳ですね~

子供達は「暑い。暑い。」と競争のように、服を脱ぎます。それは良いのですが

最後のクラスが終わって子供達がいなくなった部屋に

「ぽつ~ん」

靴下やトレーナーが忘れられています。

コートがある時も!

お母様と車で帰られたのなら良いけれど

自転車で一人で来た子は大丈夫なんでしょうか?

寒いでしょうね~ 心配になります。

とにかく 春までもう少し!

皆さん体調に気をつけて 元気にいらしてくださいね

氷姫の伝説

リトミックのレッスンでは、想像活動の中で音楽の聴き分けをします。

親子クラスから年中クラスまではとても多いです。

でも、段々と子供達が「ごっこ遊び」を卒業すると、「音楽ゲーム」へ移行してゆきます。

私は、その想像活動を考えるのが好きなのですが、中でも子供達に人気な「ネタ?」があります。

金曜日の年中クラスで、その中のひとつ「氷姫の伝説」をやりました。

これは、氷の国へ行き氷の馬を作る・・・という話なのですが

実はずっと以前に、たまたま病院で子供の絵本を読んでいたら「ムーミン」の絵本があり

その話が面白かったので、私が勝手にアレンジした話です

楽しいのは、氷姫に見つかると氷になってしまう・・・という場面です。

子供達はピアノの合図を聴いて、即時に固まったポーズをします。

面白い顔で固まった子供や、変なポーズで固まった子供もいて面白かったです。

これは身体の「緊張と弛緩」を体験させるねらいがあります。

又、氷姫が馬に乗ってどこかへ行くまで隠れて待つという設定で、子供達はグランドピアノの下へ入って目をつぶって
音楽を聴く・・・という場面もあります。

この時は、子供達が興奮して、グランドピアノの下にいるのを忘れて立ち上がらないかと私はドキドキします。

結局、馬に乗るという動きから「スキップ」の音符へ導くのがその日のレッスンの目的です。

このレッスンをするといつも自分の幼少の頃を思い出します。

家のレコード(古いですね)にスッペ作曲の「軽騎兵」があり、この曲が大好きでした。

この曲に合わせて、自分が馬に乗ったつもりで家の中を跳ねまわりました。

途中、静かな悲しい所では、傷ついた兵士になったつもりでヨロヨロして、最後にはバッタリ倒れて待ちます。

又、音楽が最初の跳ねる感じに戻る時、ガバッと起き上がる瞬間がたまらなく好きでした。

この一人遊びが、私のリトミック的な原点になっていると思います

ただ、曲はいつも同じで変化がなく(当たり前ですが)

バッタリ倒れている間は長くて嫌いでした。

でも、これがリトミックだったらどうでしょう?

何も決まっていないんです

だって先生の即興演奏だから

音楽に集中しますよね~

凄い刺激だと思います。

私もできるならば、もう一度幼少に戻ってリトミックを体験したいです(笑

音楽と一緒に、夢中になって跳ねていた気持を思い出します

だから

子供達のリトミック体験が、大人になっても忘れられないような思い出になってくれたら・・・

と、秘かに願っているのです。

サプライズ

昨日の1年生クラスでの事です。

只今作曲活動の真っ最中。

一人ひとり順番に即興で歌って創っていきます。

誰かが私とピアノの傍で歌っている間、他の子供達はノートに創った音を書いたり、次の展開を、鉄琴で試していたりします。

「は~い。○○ちゃんどうぞ~

私が呼ぶと、呼ばれた子はノートを片手にちょっと緊張した顔でやってきます。

最初はその子の選んだ拍子で、即興唱の練習をします。

私が歌った「問い」のメロディーに対して「答え」を歌い練習します。

うまくいくといよいよ本番です。

その子の「題名」に合わせたリズムとか曲の感じ(楽しい・悲しい・ゆっくり・速い)等を考えて

その子自身の曲を歌い出します。

すると

今までザワザワしていた教室が

し~~~ん!

と、一瞬静まりかえります

他の子供達の様子を見ると、皆、作業が止まっています。

耳だけダンボになっているのがよ~くわかります

友達の曲が気になるのですね。

面白いです。 可愛いです。

その一瞬が終わると、残念な事に(笑)又、ザワザワします。

昨日は最後に子供達にこう言いました。

私「あのね、実は先生、みんなにお願いがあるの。」

「なになに~?」

私「秘密守れる?」

「うひょ~!守れる!絶対守れる!」←大興奮

私「サプライズって知ってる?」

「知ってる~。サプライズするの?」

私「作曲発表会の時にね、・・・・・・・・だけどお母さん達には内緒ね!

びっくりさせちゃおう!」

「えぇぇぇ~~?」「いいよぉ」「わぉ」「秘密大好き~」

皆、大興奮でした。

もしかして、今頃、すでにお母様に「・・・・」を話してしまったかしら?(笑

いいんですそれで

多分バレバレの「サプライズ」になると思いますが、どうぞそれも楽しんでくださいね。

だって

子供達、あんなに張りきっているんですもの。

誰かを喜ばす「サプライズ」

たっぷり味あわせてあげたいです。

リトミックはやっぱり楽しい!

眠いです(笑

でもこれだけは書きたい!

リトミックって自分がするのは勿論楽しいけど、教えるほうも凄く楽しいです!

今日はどのクラスも良かったなぁ

年少クラス、自分のアイディアを沢山発表できたね。

1年生クラス、素敵なメロディーを即興で歌えたね。

4~6年生の研究科クラス、バンブーダンス、盛り上がったね!

音楽で得る感動は色々あり、どれも素晴らしいと思います。

同じ音楽でも、リトミックで得る感動は「何となく理由なく感動した・・」とは違います。

「わかった!」

「そうだったんだ!」

「心地よい!」

「できた!」

という具体的な、あるいは達成感を伴う感動です。

子供達の感動は、教える私にも確実に伝わります

とっても嬉しいです

今日は嬉しいレッスンでした

新年度タイムスケジュール

ずっと調整していた、キャロルの4月からのタイムスケジュールがやっと決まり、

今週からプリントでご父兄の皆様へお知らせしています。

皆様の時間のご希望が叶う様に、考えて考えて出した結果ですが、

とても難しかったです

色々なご都合もあるとは思いますが、なんとかご協力いただける様お願い致します。

4年生以上のお子様は、リトミックを継続する為に、塾との兼ね合いが一番大変なようです。

中学受験の塾は、高学年になると殆んど毎日で、しかも2月から曜日が変わるので、リトミッククラスにも影響が出ます。

でも、それでもリトミックを続けようと考えてくださる事が、本当に嬉しいです。

音楽による心身の調和と、自分で考え出す力を身に付けた事は、きっと受験にも役立っていると思います。

今日は中学受験の本番の日だったようで、教室へむかう電車で、受験帰りの親子を沢山見かけました。

キャロルの生徒さんの事を想いました。

ふ~

本当に今の小学生は大変ですね。

でも、2歳から始めたリトミック、小学生高学年まで続けているなんて凄い事ですよね

リトミックとの両立、頑張ってほしいです

ホームページ

ホームページがリニューアルされました!

こども達の写真を掲載させていただく事を、快く承諾してくださったご父兄の皆様

どうもありがとうございました。

心より感謝致します。

それに伴い、このブログもいよいよ世間へデビュー?

ちょっと緊張してしまいます

深夜に書く事が多いので、誤字脱字、わけのわからない文章が多いかも知れませんが

どうぞご了承くださいませ。

お子様の様子を少しでもお伝えできたらと思っております

いやだ~!

火曜日のリトミックレッスンの出来事です。

最初は年少クラスでした。

このクラスは4月から親子分離しました。

最近は友達同士でコミュニケイションをとるのが上手になって、顔を見合わせてはニコニコと楽しそうです。

レッスンで二人組になる活動がありました。

クラスの人数が奇数の時は、アシスタントの先生と誰かが組みます。

ある女の子が、たまたま先生と組む事になったのですが

「いやだ~。お友達とやりたい~。」

と言い出しました。

いつもなら先生とやる方が人気なのに、びっくりしました

すると、すでに二人組になっていたチームの女の子が

「3人でやればいいよぉ」

と、言いました。

私は

「いいアイディアをありがとう!3人は難しいけど頑張ってみる?」

と聞くと、その子はこくんと頷きました。

二人組で役割分担しての活動だったので、交代の時に間違えないでできるかな?と思い見ていましたが

ちゃんとできました  凄いです

いいなぁと感じたのは「いやだ」と言えた事。

それにより難しくなった活動も頑張ってできた事。

アイディアを出して、友達を助けて一緒に楽しんだ事。

成長したと嬉しくなりました。

いやだ~と言った子は、実はちょっと前にもこんな事がありました。

レッスンに楽しそうに参加していたのに、急に階段の所へ行き、座ったと思ったら

「うわ~~ん

と大声で泣き出しました。

びっくりして「どうしたの?」と聞くと

「さみしいよ~。ママと会いたくなったよぉ~。でもいないから~

と、泣きながら言いました。

「さみしいよ~

「うお~~ん

「さみしいよ~

手放しで、思い切り泣く姿に何故か感動してしまいました。

だって・・・

さみしいからとあんなふうに泣けるなんて

なんかいいなぁ

なんてストレート

大人になったら出来ない事だよね。。。

そう思っていたら、満足したのか泣きやんで皆の中へ戻ってきました。

皆も何事もなかったように、又一緒に走り出しました。

良かった、良かった

自分の気持ちに正直な子供達から学ぶ事は多いです。

ピアノの音

リトミックのレッスン開始まで、子供達はボールで遊んだりして待っているのですが

教室のグランドピアノも大人気です。

皆、椅子のまわりに群がって順番を待っています。

ピアノを習っているクラスの子は、得意な曲を弾きます。

何回も何回も繰り返してご満悦です。

習っていない親子クラスや年少、年中クラスでは、即興?で自由に弾いています。

面白いのは、譜面立てに紙を置いて欲しいと言うのです。そして、あたかもそれを見て弾いているように振る舞うのです。

でもそれは楽譜ではなく(だってまだ楽譜を知らないし)

私のリトミックプランだったりするのですが・・

家でもよくリトミックごっこで私の真似をするそうです。

「~ハイ

とか合図も上手に入れるとお母様が教えてくれました(笑

よ~~く観察しているんですね

この間ある男の子が、鍵盤を押しながら

「ピアノの音は、ずっと押していてもどんどんなくなっていくんだよ。

まるでバターが溶けるみたいにね!」

と、言いました。

おぉ  なるほどね~

感心してしまいました。

それから時々、ピアノを弾いている時にこの言葉を思い出します。

ラブラブ

昨夜の「愛」つながりで思い出した事があります。

昨日の年中クラスのレッスンでの事。

ノートに音を書く練習をしていました。

このクラスは今年度より知的結びつけを始めたクラスで、読んだり、書いたりもしています。

皆、真剣に書いています。

「ド~シ~ラ~・・

歌いながら書いている子が多いです。

すると、息をのむ小さな声が聞こえました。

「ラブラブ~

何?何?

思わずその子のノートを覗き込むと

五線の上には ぼよ~んとしたハートが!

○を書こうとして、手が滑って、偶然ハートの形になったみたいです。

嬉しそうに私を見上げて

「ラブラブ~

もう一度言ってニッコリ

私も

「ラブラブ~

と言ってニッコリ

その子は嬉しそうに、又真剣に次の音を書き始めました。

何だかほのぼのしました。

昨年の春頃、ノートに初めて音符を書こうとしたら

まず、丸が上手くかけませんでした。

ゴロゴロとした、歪な丸で、まるで雛あられみたいでした。

今では、きちんと線の上や間におさまる丸になりました。

子供達の真剣な様子には、いつも心が動かされます。

頑張って~

いつも思っています。

キャロルの歴史

せっかくなので、キャロルの歴史を少し振り返りたいと思います。

国立音楽大学でリトミックを学んでいた私は、卒業後、大学の先生のご紹介で用賀のリトミック教室に勤める事になりました。

新しく開設される教室を立ち上げる事になったのです。

1980年5月にキャロルリトミックスクールは誕生しました

当時は新玉川線が開通したばかりで、用賀駅周辺にあまりお店もなく、お昼にパンを買うのにも苦労した覚えがあります。

キャロルは今のカフェの部分も含めた白い建物で、現在のホールはありませんでした。
白いグランドピアノがあり、とにかく白いイメージでした。

その為、初めて来る小さなお子様が病院と勘違いして大泣きしてしまうという事が良くありました

新築の建物に新米のリトミック講師。

なにもかもピカピカです

書けない様な失敗も今では笑い話になってしまいました。

あの頃、同じスタジオでバレエを教えられていた先生がこうおっしゃいました。

「そのうち 2世が通ってくるようになるのよ。 アッという間よ!」

え・・・

一体それって何年先?

若かった私には、あまりに遠い未来でした。

しかし

ついに

昨年、その時がやってきたのです

確かにアッという間でした

私はとても慌てん坊で、レッスン中の恥ずかしい失敗は沢山ありますが、

最初の1年での忘れられない失敗は

「空飛ぶ先生事件」・・・です

その頃、子供達が転んだ時に怪我をしないように、床にゴムの敷物を敷き詰めていました。

でも、後から敷き詰めたので、グランドピアノの下にはうまく敷けずに、微妙にはじが丸まっていました。

それで、部屋の隅にあるピアノの場所から私が移動する時は、いつも足を引っ掛けないように気をつけていたのですが・・・。

その日は見学日で、大勢のお母様が見学されていました。

幼稚園の年長クラスをレッスンしていて、とてもスムースに流れていて私は絶好調でした。

次の展開を指示しようとして

「それでね・・・」

と、話しながら子供達に近づこうとした時です。

「それでね・・・」

と、言ったまま私は空を飛んでいました

そうです! 見事に足を引っ掛けました!

「バッタ~~~~ン

素晴らしい効果音と共に、床に落下しました。

空飛ぶような、バンザイの格好のままです。

・・・・・し~~~~ん・・・・・

不気味な静けさの中で、、私は痛みをこらえながら暫く倒れていました。

いえ、起き上がれない程の怪我をしたのではありません。

(えへへっ! と言ってお笑い路線を取るか ・・・痛い~~!と言って同情路線を取るか・・・)

方針が決まらなかったのです(笑

で、結局

「えへへっ! やっちゃった~

とお笑い路線で起き上がると

お母様方は笑いを堪えながら

「だいじょうぶですか?」

と、言ってくださいました。

でも

でも

子供達は無言・・・。

・・・し~ん・・・

あまりにびっくりしたのでしょう。

完全に硬直していました~~~

誰も最後まで私の事を笑いませんでした。

おぉぉぉぉぉ

ありがとう~~

子供達の「愛」?を感じた恥ずかしい思い出です