2020年度

我が家には、小学2年生の息子と2歳の娘がいます。息子は1歳半から年中の秋までキャロルに通っていました。範子先生と裕子先生の愛情溢れる素晴らしいリトミックを通じて、息子は楽しみながら曲に物語を描き、身体で表現する事を身につけたように思います。一時は、サッカーに夢中になり、音楽を休んでいた時期もありましたが、小学生になると、自らピアノをやりたい!と言い出してピアノ教室に通い始め、毎日欠かさず練習をしています。先日は、ピアノの発表会で演奏をし、家族を感動させてくれました。曲を身体で感じながら堂々と演奏する息子の姿を見ると、幼い頃にキャロルで身につけた事が活きているのだと強く感じます。娘も1歳半からキャロルに通っています。娘は、当初はリトミック中にリズムよく行進しながら笑顔で教室を出て行ってしまったり、気分が乗らないと階段に座り込んだりすることもありましたが、最近ではそのようなこともなくなり、裕子先生のリズミカルな ピアノの演奏や諒多先生のダイナミックな踊りに心をときめかせながら、音楽を身体に取り込んで楽しんでいます。私たち家族にとって、息子がピアノを弾き、その横で娘が身体を弾ませながら歌う時間がかけがえのない幸せな時間です。このような時間を授けて下さった範子先生、裕子先生、諒多先生には、大変感謝しております。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

2歳児親子クラス Rちゃんのお母様


 息子がキャロルに通い始めたのは2才の時でした。日々の生活に楽しいことを取り入れたいと思ったのがきっかけでした。それと、私自身ピアノ教育に携わる人間として、リトミックをこの目で見たかったからです。2才クラスでは親子で楽しく音やリズムに関わりましたしかしながら、息子の目に余る態度や(ふざけすぎる)自転車で20分の距離から通っているので、着いた時には寝ていて寝起きが悪かったりと、習う体制までもいってないと思い、奈良先生に辞める申し出をしたこともありました。しかし、奈良先生は「もったいない、教室に来てくれ、いることでリトミックは参加できているんですよ!」と励ましてくださいました。正直、その時は先生の言葉にも半信半疑でもありました。そして、年少になって母子分離になるのですが、息子は分離できずに、私は常に教室に入らせてもらいました。そこでは、少しずつ確実に、音やリズムを把握して(感覚なので無意識に)成長する姿や、音楽を丁寧に紐解き、わかりやすく指導してくださる内容に再び感銘を受けました。これは、毛穴から少しずつ浸透するように身についていく素晴らしい教育だと確信しました。最近のことでは、コロナの自粛期間中に暇つぶしに初めて息子にピアノの導入のレッスンをしてみました。そうしたら、リズム感、音感、など音楽に大切な感覚が身について、音楽に対する反応の良さに驚きました。例えばリズム感とは目で把握できるものではなく、あくまで感覚なので文字を覚えることと違い、一朝一夕にはいきません。ピアノを教える立場としたら、ピアノはそのすべてを時間をかけて教えることになるのです。リトミックで教えて頂いたことは、例え今、息子がピアノや楽器が弾きたいとならなくても、本人の意思が出た時には、土台が出来上がってるのでありがたいことだと感じます。そして、ほんとうにあの時辞めなくて、続けてきたからこそ身に付いたことなので、続けてきてよかったと感じています。奈良先生が引き留めてくださり、クラスの雰囲気も温かく、いいお友達に巡り合うことができて、ここまで続けることができたことに感謝しています。

Cクラス S君のお母様


リトミックを初めて体験した息子。「楽しい~、来週も来たい。来る!」キラキラした表情がいまだに印象に残っています。3年経った今の感想も「楽しい~!」…我が子の語彙力にやや不安をおぼえますが、言葉にするのは難しい奥深い魅力があるのだと思います。
想像以上にたくさんの感覚機能を使うのか、固まってしまったり、涙目になることもありました。ですが成長と共に、音を「感じるままに動き、表現する」ようになってきました。さらっと書きましたが、これはなかなかすごいことだと思うのです。ひとりひとりを尊重し、良いところを引き出しながらリードして下さる範子先生&裕子先生のレッスンのおかげです。心地よいピアノで心身が解放され、「どう感じるのか」自分の内面を発見できたり、即興の中で調和を生む「素」のコミュニケーションも体感できます。視野が広く、頭と体と心のつながりがスムーズになるようです。普段の子どもの様子で、人とのやりとりや距離感が上手だなと思うことがあります。あと、面白い発想をするようになった、とも感じます。(漫画動画の見過ぎ!?ではないと思いたい…)
今年は作曲に挑戦しました。手厚いフォローをしていただきながら、なんとか完成できたこと、嬉しかったです。 着想を理解し、感じとり、表現する術に触れ、自身を深められた経験でした。息子は仲間のつくった多彩な音に心動かされています。聴くこと歌うこと、音楽がとても好きです。
それは、すごく幸せなことだと思うのです。リトミックは、「自分らしく、自分の可能性を信じられる生き方」の礎になると思います。キャロルに出会えたこと、ご指導いただいた先生方、同じ場を共有する仲間たち、全てに深い感謝の気持ちでいっぱいです。いつもありがとうございます。

Dクラス S君のお母様


「広い部屋で思いっきり体を動かして音楽を楽しめるらしいよ」キャロルを友人から教えてもらったのは息子3歳のときでした。それまでは、大手楽器メーカーの音楽教室に通っていましたが、それほど広くない部屋でのリズムレッスンでしたし、4歳からは読譜やピアノのレッスンに切り替わっていくと聞いていたので、キャロルの方針を知ったときは新鮮な驚きでした。そして体験レッスン当日、広いスタジオを走り回って楽しそうにしている息子の様子を見て、その日に入会を決めました。
通い始めてみると、生徒12人中男の子は息子一人だけ。女の子たちにうまく溶け込めないかなという不安もありましたが、本人は飄々として楽しんでいたようで安心しました。
年中クラスになると、別の曜日に男の子がいるとお聞きし、今の木曜日クラスに変えていただきました。「リトミックは幼児期のもの」という先入観もあり、小学校に上がるころにはやめるのかなとも思っていましたが、本人が「やめたくない」と言ってくれたこともあり、現在まで楽しく続けてこられました。息子はレッスン中、度々先生の言うことを聞かないでふざけていることも少なくなく、お手を煩わせたかと思いますが、先生方は気長にご指導して下さり、また同じクラスのお友達、お母様方にもやさしく接していただいて感謝しております。
昨年は新型コロナウィルスの影響で、しばらくお休みになってしまったり、再開後もマスクをしてのレッスンなど大変な1年でしたが、発表会も無事おわり、胸をなでおろしています。3年前、烏山区民会館ホールで初めて見た発表会では年上クラスのボディパーカッションの絶妙なリズムセンスや、自分で作曲した曲の表現力豊かな演奏などにとても感動した一方で、「うちの子にできる?」なんて不安に思っていました。でも、今のクラスの4人がそれぞれ作曲した個性豊かな曲をオリジナルのストーリーとともに披露してくれたときには、共に成長してきたことに、感慨深さもひとしおでした。私自身は楽譜もまともに読めないので、男の子でピアノが弾けたらかっこいいなあという親の勝手な理想でリトミックを始めた部分もありましたが、親の思い通りにはならないもので、ピアノを習うことなく現在に至っています。しかしリトミックで得たものはたくさんあったかと思います。ちなみに初めて歌う歌でもカラオケでそこそこの得点をとっちゃうセンスは、リトミックで磨かれたのかもしれません(笑)。リトミックを続けてきたことの成果は、学校のテストのように採点されてというわけにはいきませんが、きっとこれから長い人生のいろいろな場面で活かされていくのでしょう。先生方、そして一緒のクラスのけんたろうくん、あうらちゃん、えまちゃん、ママたち、ほんとうにありがとうございました。

Fクラス S君のお母様