2025年11月28日に、キャロルの生徒さんの保護者を対象に「感じてわかる♪大人のリトミック体験会」を開催しました。
1歳から中学1年生の生徒さんのお母様が9名お集まりくださいました。
いつか自分もリトミックをやってみたいと思っていた、熱心な方々ばかりです。
普段は親子で参加したり、お子様のレッスンを参観されるお母様ですが
自分が対象のリトミックは初めてですし、知らない方々と一緒に動く事にも慣れていなかったと思います。
ちょっと緊張された面持ちでスタジオに集まってこられました。
レッスンはまず、自分の好きなテンポで歩く事からスタートしました。
皆さんがそれぞれのテンポで色々な方向に歩きだしました。
そのままの状態で、合図で皆が同じテンポになるように、少しずつ合わせていくように指示しました。
皆さんが集中し調整しあっている気配で急に空気が緊張しました。
しばらくすると整い始め、最後に全員が同じテンポになりました。ホッとした空気が続いた頃、そのテンポに合わせて私は心を込めてピアノを弾き始めました。
すると皆さんがとても自然に美しく歩いてくださいました!
なんだかそれだけで私は感動してしまいました。
それが終わってから
「音楽なしで歩いたのと、音楽と一緒に歩いた時の気持ちの違いがありましたか?」と聞きました。
皆さん色々と自分の気持ちを述べてくださいました。
「ふわっとグランドピアノの音に包まれると思いがけず涙が出てしまいました」という意見もありました。(レッスン後のアンケートより)
私は
「今日は、自分が感じた事を大切にしてほしい。できた・できない・正解・不正解に縛られないで、音楽に身を委ねる時間にしてください」
と私の願いを伝えました。
それからは緊張も徐々に溶け始めて、笑いがあちこちで出るようになりました。
リトミックの話も交えながら徐々にレッスンは進んでいきました。
音楽テーマは「ビートから拍子へ」でした。
日頃生徒さんが使っているテニスボールやトーンチャイム等も使いましたが、
中でもトーンチャイムは「これをやってみたかったのよね~!」と高評価でした。
拍子といっても、実は難しい変拍子への発展もありましたが、皆様その頃にはパワーアップして、難なくこなす程に!
やはりお子様にリトミックを習わせているお母様方なので
流石、感覚的に秀でていらっしゃる方々だと感じました。
何より印象的だったことが、お母様方の表情の変化です。
お母様としての立場のお顔でなく、少女のように(すみません)無邪気なお顔に見えました!
音楽を、リトミックを一緒に楽しんでいる仲間達というムードで、あっという間に90分が過ぎていきました。

リトミックで素敵な時間を共有してくださり、本当にありがとうございました。
アンケートで感想もいただきましたので、それも是非ご紹介したいと思います。
そして又、このような機会を設けたいと考えています。
北大路範子


