リトミックに通い始めたのは、娘が1才になってすぐの秋でした。話すことはもちろん、歩くことも儘ならない娘には少し早いだろうかと心配でしたが、広々としたスタジオで、グランドピアノの音色に合わせて走ったり手を叩く楽しそうな様子の子どもたちの姿と、先生の「早すぎることはありません、成長とともに楽しんでいけると思いますよ」という言葉で、入会を決めました。
現在2才半、リトミックに通い始めて1年半、踊って歌うことが大好き、というよりも日常生活の 一部となっている娘。「パパはしごとだよ〜今日もおそい〜ふふふ〜」とか、「おフロにはいろう〜みんなではいろう〜」とミュージカルが始まり、廊下を花道に踊る毎日。音楽が聞こえてくれば「おどろう!」と意気込み、家の中でも外でもくるくると回りだします。時には、「ママも踊って!」と レッスンが始まり笑わされます。リトミックが、音を体で感じ表現する楽しみや歓びを娘に教えてくれたのだと日々感じています。
リトミックを初めてすぐの半年間は、走り回るお兄ちゃんお姉ちゃんに混じり一人抱っこで参加。 未だ言葉を発さない娘が、その小さな体で何を感じているのか初めこそわかりませんでしたが、すぐに音やリズムをぐんぐんと吸収していると気づきました。自宅でリトミックの歌を唄うと、身振り手振彼女なりに覚えた振り付けをするようになったのです。
翌4月からは再び1歳クラスとして通っています。リズムをとり歌をしっかりと口ずさみ参加する姿や、「お母さんと一緒に持ってね」と先生に渡されたタンバリンを「自分でやる!」と触れさせまいと必死になる姿など、あらゆるシーンで成長を目にした1年でした。レッスンで1度聞いた曲を帰り道に歌い始めたこともありました。記憶力は既に娘に負けた!と少し悔しかったのと同時に、こんなに自然に音楽が刻まれている、ということにとても驚かされました。最近は「今日はリトミック行く?」とレッスンの日を指折り数える娘がいます。これからどんな道を歩むにしても、娘の人生に音楽が自然と存在し、それが彩りや力となる土壌が、リトミックをきっかけに育まれた言っても大袈裟ではないと思っています。
一方、母にとっては子どもの成長を味わう贅沢な空間だったと振り返って感じています。何気なく過ぎていく時間の中で、カメラのシャッターを切るように歩みを記憶に留めてくれたのがリトミックの時間でした。先生のあたたかなご指導の元、親子で一緒に楽しんだ時間、そして自分の足でスタジオまで通えるようになった娘と(レッスンで力を出し切って帰りは途中で抱っこになりますが)、季節を感じながら手を繋ぎ歩く道のり全てが大切な時間です。まだこの先も、4月からの新しいクラスのスタートに加え、自宅ミュージカルがどのような進化を遂げるのか、楽しみで仕方ありません。
1歳児親子クラス Mちゃんのお母様
「子供のころから音楽に親しませたい」という希望で通い始めたリトミック。1歳クラスから通っており、早いもので、もう2年になります。
娘は、もともと「場所見知り」「人見知り」が極端に激しいのですが、案の定、最初はレッスン開始の手をつないで輪になることも、名札をつけてもらいに行くこともできません。しばらくは、ほぼ抱っこでの参加で、「他のお子さんは楽しそうにやっているのに、どうして我が娘は…」と心が折れそうに なることもありました。
ただ、続けることができた理由は、抱っこされていても、スタジオ内の鏡に写る我が子が、いつも笑顔で楽しそうだったことです。そして、帰宅する自転車ではレッスン中に習った曲を歌い、家ではレッスン中が嘘のように、リズムに合わせて楽しく歌ったり動いたりしていました。
そのあとは、徐々にではありますが、先生の優しい指導のおかけで、毎週のリトミックの時間が楽しみになったようです。ここ半年ほどは、人見知りは継続中ながらも、「今日はリトミック?楽しみー!」 と発言することも。
最近、自宅では子供用のピアノで、楽譜らしきものを用意して(音符どころか、ひらがなも読めないのに…)、先生のピアノを弾く真似をしています。実際に鍵盤を押しながら、自作の謎の歌を歌ったりもしています。また、会社で参加できない主人にも、「マ〜マとさんぽ、ペンギンおやこ」を教えて、 一緒に楽しんでいました。
じつは先生から「お母さんの粘り勝ちですね」というお褒め?の言葉をもらったのですが、粘れたのも、教室の雰囲気がよく、子供が心の中では最初から楽しんでいたから。環境に慣れるまで時間がかかる我が子ですが、先生の優しい指導には本当に感謝しています。
最近はアニメをみると、主題歌を大声で歌い、ジブリの『耳をすませば』のバイオリン演奏シーンで は、自分がバイオリンを弾く真似をしたり、親にバイオリンを弾く真似をさせて、自分が気持ちよく歌ったりしています。これもリトミックの効果なのでしょうか?強要するつもりはありませんが、自然と音楽好きになったようです。
今では、お友達と2人で手をつなぎ、レッスンを受けるなど、ずいぶん成長しました。歌のコンサートや打楽器のイベントも、普段体験することのない音楽を経験でき、刺激になったようです。4月からは、親子分離となるため、また人見知りが発動するのではとドキドキですが、今後ともよろしくお願い申し上げます!
2歳児親子クラス Yちゃんのお母様
「ワクワクする時間」
リトミックに通いだして三年が経ちました。娘にとって一番大好きな時間で楽しんで通っています。
先日歩いていたら、流れてきた音楽に、身体や手を動かして、「これは二拍子だね♪」と。見れば歩き方も二拍子で、音楽に合わせて軽快に。最近は聞こえてきた音楽に、三拍子、四拍子とリズミカルに身体を動かして教えてくれます。
年少の頃レッスンでしていた、蝶々になったり、お花になったり、風や雨、雪、海や波など、絵本に出てくるようなストーリーを自分で歌ったり踊ったりするのも大好きで、今でも家で祖母とリトミックごっこをして楽しんでいます🎶
いつも、先生方の専門的でありながらも、自然体で楽しみながら身体に浸透していくレッスンが、日々の生活の中にとけこんで、心と身体がまるごと成長していくように感じています。 自分で考えて行動したり、お友達と一緒に何かを作り上げることや、自分を表現する力に繋がってきてい るように思います。
生き生きと楽しんで通っているキャロルリトミック教室は、娘にとって心がワクワクする大切な時間です。 これからもよろしくお願い致します。
Cクラス Aちゃんのお母様
娘には音楽を身近に感じられる人になってほしい、そんな思いから始めたキャロルでのリトミック。
2歳親子クラスからスタートし、まだ話すこともおぼつかない中でのレッスンを、果たして娘は理解することができるのだろうかと半信半疑ではありましたが、初めはただただ楽しく走り回っているようにも 見えたレッスンも1年、2年…と感覚をフルに活用して頭ではなく身体で感じて表現することを積み重ね、 最近では先生がピアノで1小節ずつリズムを変えながら奏でる音楽を聴き、それをさらに1小節ずつ遅れ てまずは手で、その次に足でと、ピアノのリズムと同じ順序で手足それぞれでリズムをとりながら動くことができるようになっていました。
私も見学日に子どもたちが動く横でこっそりトライしてみたのですが、次から次へと流れてくる音楽のリズムを聴き覚えて、手足を、しかも異なるリズムをとりながら動かすことは思った以上に難しく、どうしても音楽のスピードに頭が追いつかずにだんだんと手足も遅れて止まってしまうのです。そんな中での子どもたちのしっかりとした手拍子や足取りは、頭で考えてから動くのではなく、音楽に 自然と体が動いてしまう…まさにそんな光景を目の当たりにし、感動した瞬間でもありました。
また、クラスのお友達と共に同じ音楽を聴き、そこで感じる互いの感性を認め合い、あなたがそうするのなら私はこうする!という互いを尊重しながら重ねて表現する姿は、音楽の枠を超え、他者を思いやりながらも自分を表現することのできる素敵な経験になっているように感じます。
なかなか目に見えるかたちでの成果を得ることができないリトミックですが、今回こちらに書かせて いただけたことがキャロルでの7年間を振り返るよい機会となり、日ごろゆっくりと向き合うことを後回 しにしていた娘の成長を改めて感じることができましたことに感謝いたします。
そして、娘がぴょんぴょん跳ねながら 🎶み〜んな、あ〜つ〜ま〜れ〜🎶 と歌って踊っていたのが昨日のことように思い出されますが、この先もキャロルでのリトミックや音楽を通して心豊かに成長してくれることを願います。
Fクラス Rちゃんのお母様
我が家の息子は、楽器を習っていません。でも、年少から小4(研究科1年)の今までキャロルリトミックスクールに通っています。そんな息子もいよいよ卒業の時となりました。最後なので息子の『リトミックのお陰』自慢をしたいと思います。
◇音楽の授業で歌がうまいと褒められた!!・・・音程なく地声だったのが、研究科になってから受けた裕子先生の発声トレーニングのお陰できれいなファルセットも出せるようになりました!!
◇同じく音楽の授業の合奏でやりたかった鉄琴を担当した息子。音を外しても間違えても、すぐに演奏に 戻れる!!・・・音楽の中にあるビートをしっかり感じているので1拍目をすぐに感じることができる!!
◇聞いた曲を耳コピする!!・・・レッスンで培った音程感覚の賜物!!(座って両手を上げたりさげたりす るやつ)お姉ちゃんが好きなGENERATIONSの曲をピアノで弾いてくれました!!
などなど。
きれいな声で歌うことも拍子が分かることも音程が取れることも、楽器をやっている子にとってみれば当り前にできることかもしれませんが、音楽や楽器に触れることがない生活をしている人にとってみればなんの意味もなさないことかもしれません。そもそも音楽はやらなければならないことではありません から、やらなくても困らない。じゃあ、なんで音楽に、楽器に触れる生活を求めるのか。私たちは子どもたちにリトミックを習わせるのか。私は楽器をやっていない息子を通わせたのか。
間違いなく言えるのは、ここキャロルで培った音楽基礎力は、息子の生活、そして人生を豊かにして自信をつけてくれたということです。リトミックとピアノがセットになっている意味を、娘を通して十分に知っているからこそ、楽器を習わない息子がリトミックをやる意味を感じることができた気がしています。 はっきり言ってとってもわかりにくいし、そもそもそこに価値を見出すかどうかは個人の価値観によります。だから「だからリトミックはおすすめです!」なんて簡単には言えません。でも、彼は人生を歩んでいく上での武器をひとつ手に入れたのだと思うのです。それはきっとこれまでと同じようにこの先も、 彼の人生を豊かにしていくものだと思うのです。
最近、音楽は人生のオプションだなと思うのです。なければないで困らないけど、あれば楽しむこと ができたり、またそれを共有する喜びも感じることが出来たりします。以前娘に「私はうまくなりたい から(ピアノを)続けているんじゃない。好きだから続けているんだ」と言われてハッとしたことがあります。音楽とはそういうものだなと思うのです。
そんなことに気が付かせてくださったキャロルリトミックスクール。息子の卒業は私の卒業でもあり ます。娘の親子クラスから途切れることなく12年、範子先生と裕子先生には親子ともども大変お世話になりました。そして、たくさんの経験をさせていただきました。たくさんお話もさせていただきました。 本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
また、クラスのお母様方にも感謝の気持ちでいっぱいです。お稽古にまつわる悩みに限らず、子育ての悩みにも一緒に向き合ってくださったみなさんがいたからこそ、私も息子も通い続けることが出来まし た。クラス以外の保護者のみなさまも、発表会などの時のお声掛けにいつも協力的に関わってくださり、 たくさんの方々と出会うことができたことは私の大切な思い出です。
感謝の気持ちは尽きません。私たち親子が心豊かな時間を過ごせたように、これからもずっと、このキャ ロルリトミックスクールがここに集うみなさまにとって豊かな場所であることを心から祈っております。
本当にありがとうございました。
研究科 I君のお母様