すっかり秋も深まってきました。
毎年キャロルではこの時期にお母様との「個人面談」を行っています。
お子様一人ひとりのご様子をお話する機会を設け、ご家庭との関係を密にする事が
より良いレッスンに繋がると考えています。
ご家庭でのご様子や、お子様の好みなど、お母様からも情報を得られ、大変参考になります。
又、内緒の(笑)レッスンでのとっておき秘話?をお話する事ができたり
何よりも、リトミックを通じてのお子様の成長をお話できればと思います。
お忙しい中、お時間をいただき申し訳ありませんが、ご協力をお願い致します。
実は6月頃のレッスン中にこんな事がありました。
小学3年生のクラスで、何故か子供達が「リトミックが一番出来る子は誰だ?」と言いだしました。
それぞれが「私じゃあないけどねっ!」
と言いながらも瞳がキラキラしています。
「先生、言って!言って!」
と迫られました。
そこで私は言いました。
「じゃあ、一番を言います。」
子供達はし~ん・・・となりました。
「○○ちゃん、あなたは一生懸命が一番です!」
「○○ちゃん、あなたはアイディアを出すのが一番です!」
「○○ちゃん、あなたは覚えるのが一番です!」
「○○ちゃん、あなたは動きの素早さが一番です!」
えぇぇぇ~~
何それ~~~!!
子供達が一斉に叫びました。
私は続けました。
「これは全部リトミックをやると身につく良い事です。
みんな、それぞれ個性が違うから全部の一番はいません!」
そしてリトミックの話をしました。
そして、(そうだ、今度はこの子達自身に個人面談をしよう)と決めました。
秋になり
「今度、一人一人ともっとお話しをしたいから、お母さんなしで個人面談します。」と言うと
子供達は大騒ぎ!
「えぇ~っ!怒られるんだぁぁ! だってふざけるもん!」
ですって(笑)
「そうかもねぇ~」
とその場では言いましたが(笑
そしてレッスン終了後に一人ひとりと話す時間を作りました。
それはちょっと感動的なでき事でした。
それぞれの本音や、リトミックに対する真摯な思いを知りました。
(あぁ、こんなにしっかり自分の気持ちを話せるんだ、いつの間にこんなに成長したんだろう・・。)
私も真剣に話しました。それぞれの良いところを伝えたかったし
私がそれぞれを認めている事をわかってほしかったのです。
そして他の人と比べるなんて全く意味がないことも・・。
私は時々、もし自分が子供でキャロルのこども達と一緒にリトミックしていたら
一体どんなタイプだったんだろうと思う事があります。
そう考えると、こども達の言動がもっと身近に感じられ、理解できるような気がします。
個人面談の続く秋・・。
色々と想う秋なのです