昨日の研究科(小学校5・6年)のクラスでの事です。
最近気になっていたのは、生徒の動きの硬さでした。
「タイミング」ではなく「流れ」が見える動きを誘導するにはどうしたらよいかをずっと考えていました。
私事ですが、先日帝国劇場で「レ・ミゼラブル」を観劇しました。
○十年ぶりに観て、再び感動したのですが、その時の演出で気になった事がありました。
「スローモーション」です。
時間の流れを表現するために、多くのシーンで出てきました。
それで閃きました
ゆっくり続けて動く事で、動きの流れの中での準備や頂点や弛緩等をもっと意識できるのでは????
そこで昨日のレッスンで「エアードッチボール」をしました。
最近テレビのソフトバンクのCMでも「キャッチ!」とか言ってるし、そんなノリでも良いかなと(笑
やってみたらびっくり
皆即興で動くのですが、上手い、上手い
流石にリトミック育ちは違いますね~。流石に研究科クラスですね~
リズムがあり、流れがあり、ちゃんとパスを回してアンサンブルになっています。
それを楽しんだ後、「チェンジ」の合図でスローモーションの動きに変える練習をしました。
又「チェンジ」で通常の動きに戻ります。
スローモーションにしたら、益々、スペースやエネルギーや時間の変化を自然に表現できました。
狙いどうり、硬いタイミングだけの表現とは違うものになりました。
リトミックは音楽教育ですが、そのアプローチは動く事による体験です。
その為にどう動くかが、体験の深さを決めるポイントとなります。
動きのプロではない私ですが、音楽に結びつける以前に動きの指導も大切だと考えています。
さてさて、次回は音楽と一緒に動いてみようと思います。
どんなふうに結び付けようかしら??
楽しみが増えました