雪が降って随分経ちましたが、
年少クラスでは,今週も「雪」の想像活動をやりました。
雪が降ったとは言っても、東京では雪遊びが出来るほどの量ではありませんでしたし、
念の為、絵本を導入として使いました。
その絵本は最近見つけて購入したのですが、とても気に入っています。
大抵の「雪」に関する絵本では、最後に雪だるまが溶けてしまうというストーリーになっています。
でもその場面になると、子供達の顔が曇ります
悲しいのです。雪だるまが溶けて消えてしまうのが・・
でも、その絵本は
雪だるまはお日様に当たり、
いい気持になってじゅわ~んと眠るという表現になっています。
ニコニコの顔のまま、とろ~りと溶けていくのです。
子供達も見ながら嬉しそうにニコニコのままでした
それで、リトミックの活動でも自分が雪だるまになっていて、太陽の音楽でゆっくり溶けて行く様子を自由に表現しました。
これは弛緩の練習なんです。
床にだらりん~と寝そべった子供達の一人ひとりに、力が抜けているか試しに行きます。
正直、まだ充分に弛緩しきってはいません。
弛緩するって、実はとても難しい事なんです。
でも足や手等を持ちあげてぶらぶらさせたりすると、気持ちが良いのでしょう。
うふふ
嬉しそうでした。
レッスンの最後のほうで、誰かが急に言いました。
「もいっかい!」
(?何を?)
「も一回!」
皆も言いました。
「も一回!」「も一回!」
「雪だるまが溶けるとこ~」
おぉぉぉ
リクエストだったのね!
気にいったのね(笑
勿論もう一度やりましたとも
楽しんでくれて良かったです
ちなみに、こんな時の即興演奏はちょっと「スノーマン」を意識した雰囲気の音楽です。
調性音楽から離れて昔の音階を使って(教会旋法)弾いています。
私の最愛の恩師マルタ先生はこう仰いました。
小さな頃から色々なタイプの音楽に接するようにしなければならない。調性音楽ばかりではいけない。
そうでないと現代の音楽を聴く耳が育たない。
即興はいつの時代の音楽かを意識して弾かなければならない。
とっても難しいです
でもやりがいがあります。
子供達が、音楽にのっていい顔で動いているのを見ると心の中で
「やった~」
と思います。私の顔も自然にニコニコしてしまいます
来週また「も一回」って言ってくれるかな?
楽しみです。